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「税金を払えない=即"差押え"」ではない。
ちゃんと納付相談すれば、分割や猶予制度もある。
「怖いから何もせず放置」が一番リスキー。
「"差押え"されるんじゃないかって、怖くて何もできない…」
そんな声を聞くたびに思う。
「その怖さ、正しいよ。でも向き合わないと、もっと怖い未来が来るよ」って。
今回は国税の差押えの話。
地方税も似たようなものだと思ってもらえればいい。
「確定申告はしたけど納税ができない」という状況、そんな人もいると思う。
体調不良や家族の入院、突然の失業など、人生にはどうしようもない出費がある。
税金のことを考える余裕がなくなる時もある。
だからこそ、ちゃんと向き合って相談してほしい。
税金は「黙ってても誰かが助けてくれる」世界じゃない。
自分から動かなきゃ、どんどん不利な状況になる。
税金の納付ができないまま督促状を無視し続けると、ある日突然"差押通知書"が届く(その前に"予告"が届くこともある。)。
これはガチで焦る。
銀行口座や給料、売掛金、不動産や車など、差押禁止財産(生活に最低限必要な物など)を除いた「金銭的価値を有するすべての財産」が差押えの対象になる。
動揺してしまって何もできず、本当に差押えされる人は現実にいる。
差押えって聞くと「もう終わりだ…」って思うかもだけど、"段階”がある。
いきなり全財産を奪われるわけじゃない。
実情にもよるけど、まずは銀行口座、次に給与や売掛金、そして不動産や車など、「お金にしやすいものから」という優先順位がある。
そして、差押えの効果は「財産の自由な処分を制限する」だけじゃない。
消滅時効の期間が「リセット」されて、いつまでも滞納税金が消えなくなる。
「5年で時効によって納税義務が消滅する」とか聞いたことあるかもしれないけど、それは「税務署も納税者も、何もしなかった場合」の話。
職員自身が罰則の対象になる可能性もあるわけで、税務署が何もしないなんてありえない。
督促状・催告書が届いたり、納付誓約をしたり、差押えをしたり、それらの行為で時効カウントはリセットされる。
特に差押えはリセットのみならず、差押えをしている期間は「時効が進行しない」効力もある。
つまり、"無視"が一番ダメ。
逃げても、避けても、時間が経つだけで状況は悪化していく。
極端だけど、滞納税金を1円も納めず約10年くらい放置すれば、延滞税額は本税額を超える。
"自己破産"もダメで、税金は免責されない。
だったら、ちょっと勇気出して、まずは「話しに行く」。
それが一番のダメージコントロールになる。
それが"納付相談"っていう方法。
税務署には担当部署があって、事情を説明すれば「一括じゃなく納付計画を立てて分割で払う」みたいな対応が可能にしてくれる場合がある。
現実的な金額で納めていく方法を一緒に考えてくれる。
さらに言うと、「換価の猶予(=差押財産の売却を保留する)」もある。
「財産が処分される前に、交渉できる余地はたくさんある」ってこと。
もちろん、誰でも無条件にOKというわけじゃない。
でも「どうにもならないから放置する」のと、「なんとかしたいから相談する」のでは、税務署の対応は180度違う。
準備ができていれば納付相談もスムーズになる。
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納付相談の際に、現在の収入・支出の状況は「必ず」聞かれる。
「払えない理由」を明確にするために、自分で現在の収支状況を整理しておくことが重要。
税金が払えないって恥じゃない。
言えずに潰れる方がずっと苦しいから、"相談"という選択肢があるってことを知ってほしい。
どちらも1日1ポチ応援いただけると嬉しいです!


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