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スーパーで5kgの米が5000円超えという衝撃。
流通改善も追いつかず、備蓄米の放出対応が後手に。
農家には恩恵がなく価格高止まり。
「価格に慣れろ」ってどうかしてる。
「米が高い」と感じていた人は、あなただけじゃない。
2024年、スーパーの棚に並ぶお米の価格が、とうとう5kgで5000円超え。
もはや「高い」では済まされない水準になってきた。
背景にあるのは、農林水産省が「新米が出回れば価格は落ち着く」として備蓄米の放出を見送っていたこと。
しかし、流通のボトルネックや需要と供給のミスマッチにより、価格は落ち着くどころか高止まりしたままだった。
結果、ようやく下がるかもと期待されたタイミングで、後手のようなかたちで備蓄米を放出する事態に。
それでも価格は劇的には下がらない。
なぜなら市場にはすでに“高値で売れる”前提が染みついているから。
いったん上がったものが元に戻るのは、なかなか難しい。
しかも、こうした価格上昇が「農家の利益につながっているか」というと、まったく別問題なのだ。
多くのコメ農家は、出荷価格の交渉権すら持たず、販売ルートやJAとの取引の中で固定価格での契約に縛られていることも多い。
つまり、市場価格が5000円に達しても、農家にはそれが還元されるわけではない。
「価格が上がっても収入は据え置き」というのが現実であり、結局は中間業者や流通の利益として吸収されてしまっている。
こうなると、「法律で放出できなかったから仕方ない」とする政府の説明にも疑問符がつく。
仮にそうだったとしても、情勢の急変に柔軟に対応するのが政策の役割であり、対策が後手に回ったことの責任は問われて然るべきだ。
「緊急じゃない」と言い続け、動き出した頃にはもう遅かった。
価格に慣らされてしまった消費者と、恩恵を受けられない生産者。
その間に立って動かない制度が、今回の“米騒動”を招いたとも言える。
ここでひとつ整理しておきたいのは、「なぜ備蓄米をすぐに放出できないのか」。
備蓄米は基本的に災害時などの非常時に備えて保管されているため、価格対策のために簡単に市場に放出するのは制度上の壁がある。
だが、それでも「例外対応」は可能だったはず。
実際に、備蓄米の放出を検討するような局面まできたのなら、それはもう非常時に近い状況だったのではないか。
また、この価格上昇は米だけにとどまらない。
食料品全般にわたってインフレが進み、生活コストはじわじわと上昇している。
その中でも「毎日食べる主食」である米の価格高騰は、家計に与えるインパクトが大きく、影響も長期化する可能性が高い。
では、消費者側にできることは⋯。
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水道代も節約できて時短にもなる。
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上記のような工夫で、少しでも賢く備えることは可能だ。
「米の値段が高いのは政策や流通のせい」
そう思って済ませるのではなく、暮らしの中で対応していく術を考えていく必要がある。
今回の価格高騰を「またか」と諦めてはいけない。
消費者として、そして納税者として、どういう政策が望ましいのかを考えることが、次の“米騒動”を防ぐ力になる。
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