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フジテレビの免許取り消しか、という見出しにびっくりした。
実際は国会で話題に出ただけで、剥奪の動きは現実的じゃない。
とはいえ、放送局が守るべき倫理が問われているのは事実。
今回の件は、フジテレビの社内ハラスメント問題に端を発している。
いわゆる「女子アナ接待」や社内の体質について、外部の第三者委員会が報告書を出したことから 「この体質のままで放送免許を維持するのは妥当なのか?」という議論が生まれた。
もちろん、放送免許の剥奪は簡単にはできない 総務相も「規定がないから剥奪できない」と答弁していた。
でも、だからといって「やらかしても放送し続けていい」という話ではない。
もっと本質的なのは、報道機関としての信頼 「報道する側が、自分の身内の問題に甘いままでいいのか?」という問いだ。
報道の自由は大事だけど、それは「なんでも好き勝手していい」ことではない。
国会で話題にするなら、本来もっと突っ込んでほしい。
スポンサーとの関係はどうか、過去に自浄作用は働いたのか。
民間企業のフリをしながら特権だけは維持してきた構造に、メスが入る時期なのかもしれない。
ただ、国民としては「もっと大事な議論ないの?」という気持ちもある。
防衛、物価、税金、子育て、医療… そのすき間に「テレビ局の免許をどうするか」が入り込むのは、報道の側が自分で信頼を壊しているからでもある。
自業自得のようで、ちょっと虚しい話だ。
こういうメディア問題を知るには、ジャーナリズム系の本が役に立つ。
・電子書籍「メディアの支配者たち」:Amazonで見る
フジテレビの成り立ちからオーナー一族の歴史まで深堀りしている。
ライブドアによる買収事件を振り返るのにもいい。
元書籍の発行日は古いが、フジテレビ騒動が起きた今だからこそ読みたい一冊。
テレビをただ「娯楽の箱」だと思って見ている人にはショッキングかもしれない。
でも「報道って誰のためにあるの?」という素朴な問いが、今いちばん大事だと思う。
沈黙と軽視を重ねたツケは、信頼の崩壊として返ってくる。
それを「ネットの誹謗中傷」のせいにする前に、まずは自分たちの足元を見直してほしい。
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