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2025年大阪万博の公式キャラ「ミャクミャク」、NHKアニメ化へ。
キモカワなのかホラーなのか宇宙の理を乱す存在なのか、もはや誰にもわからない。
もう地球ごといってほしい。
2025年大阪万博の公式キャラクター「ミャクミャク」が、NHKでアニメ化されるというニュースを見て、目を疑った。
いや、もはや目を刺された気分と言ってもいいかもしれない。
「気持ち悪い」と言われがちなビジュアル。
赤い粘液のような体に、なぜか寄生獣ばりに分裂した目玉。
さらに笑顔なのか口裂けなのか分からない表情を浮かべて、テレビの画面に登場してくる。
このキャラ、「キモカワ」として一定の支持も得ているらしいけど、
その“カワ”成分がどこにあるのか、私には今もって発見できていない。
アニメ化されると聞いて、「もしかして宇宙生命体ホラーに?」と期待したら、どうやら“ほのぼの系”として放送予定らしい。
「ミャクミャクが仲間と町をパトロールする心あたたまる物語」みたいな世界観を想像して、さらに不安になる。
NHKという安心感のある放送枠に、なぜこんなカオスが送り込まれてしまうのか。
しかも子ども向けらしい。
夜中に目が覚めてテレビつけたら出てきたら、泣くかもしれない。
しかし、ミャクミャクの背後にある「意図」は実は深い。
万博のテーマである“いのち輝く未来社会”を体現するために、「水の精霊」として設定されたそうだ。
水の分身であるミャクミャクは、姿を変えていろんな形になる。
あの目玉も「変化の象徴」らしい。
そう言われても、怖いもんは怖いけど。
人によっては、目がいっぱいある時点で「ラヴクラフト的だ」と感じるかもしれないし、
触手っぽい体は、どこか怪獣の粘液系フォルムに近い。
そのくせ「こんにちは」と手を振ってくるフレンドリーさが、また怖い。
こういう“狙ってないのに宇宙の法則を乱してくる存在”って、無自覚だからこそ恐ろしい。
とはいえ、こういう話題性のあるビジュアルはネット時代において確かに強い。
「誰だよこれデザインしたの」と話題になれば、もう勝ちなのかもしれない。
炎上でも話題に上れば、そこから商品化、LINEスタンプ、コラボグッズ…とビジネスは回る。
逆に、可愛さだけを目指したキャラは“忘れられていく”という残酷な現実もある。
つまり、あの気持ち悪さは“戦略”だったのだ。
むしろこのキャラの真価は、アニメの内容にあるかもしれない。
これを見た子どもたちが「ミャクミャクかわいい」と言い出す未来が来たら、価値観は完全にひっくり返される。
それはもう、文化レベルでのアップデートとも言えるかもしれない。
個人的には、せめてキモさを最大限に活かした“SFアニメ”路線で行ってほしかった。
文明が崩壊した未来でミャクミャクだけが語り部として残るようなダークで深い物語の方が、かえって感情移入できた気がする。
でもまあ、NHKなのでおそらく正反対の「やさしさ溢れる町の守り神」みたいな話になるんだろう。
そこに物足りなさを感じる人には、こんな本をおすすめしたい。
・新クトゥルフ神話TRPG ルールブック:Amazonで見る
宇宙的恐怖と人知を超えた存在がテーマの定番TRPG。
ゲームとしてでなく、読むだけでも面白い。
ミャクミャクのような“見てはいけないもの”が大好きな人にぴったり。
あなたのSAN値が試される。
ぜひNHKアニメをチェックして、ミャクミャクの真価を確かめてみて。
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